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大雑把なスケッチ

認知科学(にんちかがく、cognitive science)は、
情報処理の観点から知的システムと知能の性質を理解しようとする研究分野。
認知科学は以下に挙げる諸学問の学際領域である。
心理学、人工知能、言語学、人類学、神経科学、哲学。 -wikipediaより引用。

現在の認知科学に不満がある。機械論(物理主義)を悪だとは思わない。オカルトを主張するつもりもない。しかし、なお、人間が過小評価されていると思う。これは言語への誤解に起因するのではないか。

言語理論は、人間理解の一環として、言語現象の解明を目的とする。多くの言語理論は、論理学を見本とし、多義性を排除しようとしてきた。コンテキスト等の概念が導入され、一義性の王国は言葉の世界を征服しつつあった。しかし、その副作用として、人間の過小評価が起きている。

新しい言語理論が必要である。ここでレトリックをその母体となるものの候補として挙げたい。レトリックは、古来ことばの多義性(アスペクト)を扱っていたからである。しかし、簡単な考察で、古典レトリック(はたらきの分析とかたちの分析)は、客観性と合理性の要請を同時には満足できないことが分かる。新たな言語理論は、客観性と合理性を満足し、しかも、豊かな内容を持たなければならない。

そこで、人間に対して仮定する能力を「アスペクトの知覚能力」に局限した、レトリック3.0を提案する。アスペクトの知覚能力とは、たとえば「だまし絵」の見え方が変わるような現象の、背後にあると思われる能力である。これは古典レトリックと別の水準で、言語現象の解明を目的とする。

認知科学は、アスペクトの問題を軽視している。現在のコンピュータにはアスペクト知覚の模擬ができない。一方、アスペクト知覚は人間の認知活動において重要な地位を占める。アスペクト知覚のメカニズムを解明することは、認知科学の目標である、人間理解、人工知能開発に必要不可欠ではないかと考える。

たとえば、人工知能は、比喩やだまし絵が分かるようになる必要はない。それは別の能力がたくさん必要になるので難しいはずだ。本当の意味で駄洒落が理解できるロボットを作ること。予言めいたことを言えば、それが、人工知能のブレイクスルーになるはずである。

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……ああ、乱暴な話だなあ。どうして、首尾一貫させようとすると雑な書き方になるのだろう。

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